仕組み
計測から判断までの4ステップ
盤内の計測値は1分以内に画面へ、必要なら携帯電話へ届きます。
- 01
盤
電力アナライザー(ENTES EPM-07S)が電圧・電流・電力・電力量を計測し、無効電力コントローラー(RGSR)が段の状態とアラームビットを報告します。変流器は既設のブスバーに取り付けます。
- 02
現場ゲートウェイ
RS485 Modbus線を4Gゲートウェイに接続します。10秒ごとに読み取り、1分ごとの要約にまとめます。回線が切れても機器内に蓄え、復旧後に送信します。
- 03
プラットフォーム
データは暗号化MQTTで届き、拠点ごとの限度値と比較されます。無効電力比率、力率、消費の集計を算出し、スキップした記録はすべて理由付きで記録します。
- 04
アクション
限度超過、欠相、通信断、力率改善装置の故障はアラームとなり、メールで通知されます。月次エネルギーレポートはPDFとExcelで自動的に完成します。
ダッシュボード
ソフトウェアの言葉:読めるデータ
画面に表示される内容の一例です。値はシミュレーターのもので、実際の現場では同じ場所にお客様の盤が表示されます。
デモ拠点2 · 主分電盤シミュレーションライブ
- 瞬時電力
- 142.6 kW
- 本日の消費電力量
- 2,184 kWh
- 力率 (cos φ)
- 0.96
- 誘導性比率
- 12.4%限度 20%
- 容性比率
- 1.1%限度 15%
- 力率改善の段数
- 6 / 12投入中
最近のイベント
- 誘導性比率が限度に接近:18.7%14:02
- ゲートウェイ接続が復旧13:41
- L3相の電流不平衡:9%11:20
画面
アプリケーションの画面
開発環境でシミュレーターのデータを使って撮影した実際のスクリーンショットです。デザイン案ではありません。

携帯電話にインストール可能(PWA) 
概要:拠点、瞬時電力、リスクレベル 
エネルギー:時間別・日別の消費、レポートのダウンロード 
アラーム:発生中と解消済みのイベントとその原因 
ハードウェア:盤の配線図と単線結線図
モジュール
9つのモジュール、ひとつの盤のデータ
すべて同じアナライザーとコントローラーの読み取り値から動きます。MVPのモジュールは今日導入でき、プロジェクト型のものはお客様の現場のハードウェアに合わせて一緒に計画します。
EPM-07SMVPに搭載エネルギー監視
電気料金の行き先を見る。
主分電盤と分岐盤の有効電力量、瞬時電力、負荷プロファイル。時間別・日別・月別の消費と拠点間の比較。
- 有効・無効電力量カウンター
- 負荷プロファイルとピーク需要
- 拠点・盤ごとの内訳
EPM-07S + RGSRMVPに搭載無効電力と力率改善
ペナルティが請求書に載る前に警告。
誘導性・容性の比率を拠点ごとの限度値と常時比較し、段の状態とコントローラーのアラームビットを読み取ります。限度値はコードではなく拠点の記録にあります。
- cos φ と比率の追跡
- 段の状態、コンデンサ故障
- 限度接近の警告
- EPM-07S + RGSRMVPに搭載
電力品質
高調波と不平衡を早期に捉える。
電圧・電流のTHD、相の不平衡、電圧偏差を追跡します。機器の寿命を縮める歪みが、故障の前に見えるようになります。
- THD(電圧 / 電流)
- 相の不平衡
- 電圧範囲外の警告
- プラットフォームMVPに搭載
アラーム・リスクエンジン
正しいイベントを正しい人へ。
限度超過、欠相、通信断、力率改善装置の故障はアラームになり、拠点のリスクレベルは継続時間の履歴とともに保持されます。アラーム解消後も記録は残ります。
- 拠点ごとのしきい値
- リスクレベルの履歴
- キュー付きメール通知
- プラットフォームMVPに搭載
レポート
月末レポートは自動で出来上がる。
エネルギーと無効電力比率のレポートをPDFとExcelで生成します。管理画面では顧客、拠点、盤、ゲートウェイ、ユーザーを管理し、削除はせず無効化のみ行います。
- PDF・Excelのエネルギーレポート
- 複数拠点、複数ユーザー
- 役割ベースのアクセス
プラットフォーム + 4Gプロジェクト型遠隔監視と介入
現場に行かずに見て、必要なら介入する。
制御室や携帯電話から、全拠点をひとつの地図で確認。段や負荷への遠隔指令は、現場のコントローラーとゲートウェイの対応状況に合わせて設計します。
- 複数拠点、ひとつの画面
- 携帯電話への即時通知
- 遠隔指令:プロジェクト型
インバーター (Modbus)プロジェクト型太陽光発電所の監視
発電と消費を同じグラフに。
屋根置き・野立ての発電所では、インバーターのデータを同じゲートウェイで読み取り、発電量、自家消費、売電量を消費と並べて表示します。
- インバーターとストリングの監視
- 性能比 (PR)
- 発電と消費のバランス
- プラットフォームプロジェクト型
コストとCO₂
1kWhごとに金額と炭素で読む。
料金体系と時間帯に応じたコスト、消費電力量のCO₂換算。請求書と照合でき、部門ごとに按分できます。
- 料金体系に基づくコスト
- 部門ごとの按分
- CO₂換算
- 充電器 / BESSプロジェクト型
EV充電と蓄電
充電器と蓄電池を同じエネルギーの全体像に。
充電器の利用状況と蓄電池システムの充放電状態を拠点の負荷プロファイルに加え、ピーク需要を超えないように計画します。
- 充電器の利用追跡
- 蓄電池の充放電状態
- ピーク需要の管理
機能
プラットフォームの6つの基盤機能
どのモジュールを導入しても、これらは常に土台で動いています。
リアルタイム監視
10秒ごとの読み取り、1分ごとの要約。画面はWebSocketで更新され、ページの再読み込みは不要です。
拠点ごとの限度値
無効電力の限度としきい値はコードに固定せず、拠点の記録に持ちます。限度が未定義なら、エンジンは勝手に作らず、レベルも出しません。
静かな失敗はない
読めないレジスタ、スキップしたパケット、切れた回線は理由付きで記録されます。不完全に動くシステムは、そのことを自ら伝えます。
テナント分離
各顧客は自社の拠点だけを見ます。範囲外のリクエストは404を返します。多拠点企業にはひとつのアカウント。
通信断に強い現場
回線が切れるとゲートウェイが読み取り値を蓄え、復旧後に順番に送ります。キューのメッセージは失われません。
携帯電話にインストール
インターフェースはインストール可能なWebアプリ(PWA)。アプリストアは不要で、携帯電話とデスクトップに追加できます。
連携
盤を取り替えるのではなく、読み取ります。
アナライザーがすでにあればそれに接続し、なければ選定して取り付けます。ソフトウェアはクラウドでも自社サーバーでも動きます。
現場ハードウェア
ENTES EPM-07SアナライザーとRGSR無効電力コントローラーで検証済み。他社製アナライザーはレジスタマップで追加します。変流器は既設のブスバーに取り付けます。
通信
RS485 Modbus RTU → Teltonika TRB145 4Gゲートウェイ → TLS上のMQTT。イーサネットとModbus TCPがある現場では直接接続。
ソフトウェアインターフェース
REST APIとWebSocket。データはエクスポートできます。ERPや保全システムへのレポート・アラーム連携はプロジェクトごとに設計します。
導入形態
クラウドでのマルチテナント、または自社サーバーにDockerで。データベーススキーマとソースコードはお客様のものです。
業種
同じプラットフォーム、異なる盤
無効電力のペナルティにさらされるすべての拠点へ。
工場・工業団地
多数の盤にわたる回路ごとの消費と力率改善の追跡。
変電所・インフラ
遠隔地点を4Gで読み取り、通信断でアラーム。
太陽光発電所
発電と消費をひとつの画面に。系統連系点の力率。
商業ビル
商業施設、ホテル、病院:フロア・部門ごとのコスト按分。
キャンパス・自治体
点在する建物をひとつのアカウント、ひとつの地図に。
違い
月末の請求書とライブダッシュボードの違い
現状
- 消費量は月末の請求書で知る
- 力率改善装置の故障はペナルティを課されるまで誰も気づかない
- どの回路が何を消費しているか分からない
- レポートは誰かが手作業で作る
プラットフォーム導入後
- 消費とコストが1分遅れで画面に
- 比率が限度に近づけば警告、超えればアラーム
- 盤・回路ごとの内訳
- PDFとExcelのレポートが自動で
正直な限界
- プラットフォームはMVP段階で、初の実際の現場設置は2026年10月を予定しています。このページの画面はシミュレーターのデータで撮影したもので、アプリ内では「シミュレーション」のバッジが付いています。
- レジスタマップはENTESの資料に基づきます。資料に記載のない項目は未検証として印を付け、試運転時に実測して確認します。
- 太陽光、コスト・CO₂、EV充電のモジュールはお客様の現場のハードウェアに合わせて設計するもので、今日すぐに使える形では提供していません。
